modoで作るインテリアパース



デザイン系の大学に進学してから、自己表現の為に始めた3DCGは、Shadeから始まり、5年前からmodoを愛用しています。
本職はインテリアのデザイン、設計なのでガッツリ職務ででCGを……というわけではないのですが、ここぞの案件ではmodoを使ってのCGプレゼンテーションはとても重宝しています。
そこで、独学ではありますが、私なりのインテリアパース作成の手順を少しづつ公開して行きたいと思います。もっといい方法有るよ!その解釈間違っているよ!等のアドバイス、ご指摘頂ければうれしく思います。

PC_MacPro 2013 2×2.4GHz 6-Core Intel Xeon メモリ12GB OSX 10.8.3
Soft_modo701、vectorworks2008、photoshop CS6

最終的にこの様なインテリアパースを作成してみたいと思います。

ワークフローは
1.平面図をPCに取り込む
2.読み込んだ平面図をVectorWorksでトレース
3.トレースしたCADデータをDXFで取り出す
4.取り出したDXFをデータをmodoに読み込みスケールを合わせる
5.読み込んだDXFデータを元に建物をモデリングする
6.ライティング、マテリアル、家具の配置を行う

こちらの平面図を使います。


PCに取り込んだ画像をVectorWorksに読み込ませます。
(※1/1レイヤーに読み込んで下さい)


画像のスケールを合わせます。リビングの幅をスケールツールで測ってみた所、2750mmでした。実寸は3300mmなので、読み込んだ画像が小さい事になります。
ということで、画像を大きくして実際のサイズに合わせます。
画像を選択し、メニュー>加工>伸縮で2570の所を3300になるように拡大します。

これで実寸法とマッチするようになりました。

次は、
1_パースにしたい部屋の壁のライン(緑の線)を多角形ツールで描く
2_窓、ドア等の開口部のアタリ(オレンジの線)を四角形で描く(modoで開口部を開ける時のガイドとして使用します)


画像は不要なので削除します。
Point!:曲線を含むオブジェクトはmodoに読み込まれないので、メニュー>加工>変換>多角形に変換を実行しておきます。
それでは図形をDXFで書き出します。メニュー>ファイル>取り出す>DXF/DWG...を実行します。
ファイル形式をDXF(テキスト)とし、バージョンを2007/2008(最新バージョン)にして取り出します。

これでは書き出したDXFファイルをmodoに読み込ませてみましょう。
ファイル>読み込み>DXFでファイルを選択します。
読み込んだアイテムを選択し、Shift+Aを押して画面中央に表示させましょう。

次に、一つしておかなければならない作業があります。読み込んだこの平面図は、実寸法に対して1000倍になっています。従って
1_アイテムを1/1000にします。(スケールを0.1倍)
2_スケールをフリーズします。

床に面を張ります。エッジを選択しPキーを押します。

面が表示されない場合は裏に作成されている可能性があります。その場合は、ポリゴン選択>Fキーで面の裏表を反転させましょう。

作成された面を押し出します。(天井高さで)

ポリゴンを反転させます。これで内壁が作成されました。

続きはこちら!!
2_開口部を作る
3_幅木を作る
4_建具を入れる
5_質感をリアルに設定
6_カメラを設定する
7_環境光を設定する
8_日光を設定する
9_ダウンライトを配置する
10_カーテンを作成する
11_カーテンのマテリアルを設定

modo701の操作方法を一覧でまとめてあります。こちらにアクセス!!

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